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ホンのすこし

本と音楽を巡る旅

知への欲求を掻き立てる『10分あれば書店に行きなさい』

私がブログを始めるきっかけの1つになった本がまさしくこの「10分あれば書店に行きなさい」です。

 


書店はただ本を売っている場所ではない。書店に行くことによってモチベーションを上げたり、新たなアイデアが生まれる。


この本は一種の書店ガイドといえますが、それだけではなく、書店の活用の仕方を論理的に提示し、また本の選び方、読み方、その後得た知識をどのように使うかまで教えてくれます。

 

特に本で得た知識ってみなさん活用し切れていないんじゃないかな?と思います。私自身も読んだら読みっぱなしが多く、その知識をアレンジして使った経験ってほとんどありません。

 

折角本を読むならその知識は活かすべきだと思うし、そうしたいと思います。ならばどう使えばいいのか。そのヒントがここにあります。

 

また、今まで触れたことのないジャンルの本の解説もあり、今までとは違った系統の本に触れてみたくなります。読まず嫌い、ってあったのかもな。

 

面白くて面白くて、久しぶりに本を貪るように読みました。知への欲求が高まります。

 

普段私は仕事でも大きなミスはしないんですが、最近ちょっとしたミスが増えてきていて「あぁ…なんでだろう…頭回ってなさすぎ…」と思ってたんですが、この本の一節で前向きになれました。

 

"「うっかりミスが多い」人は、疲れているのではなく、まだまだ脳の使い方が足りない。"

 

なるほど。確かに最近はだらだら過ごしていて頭を使っていない。何事もそうですが、しんどいからと言って考えることを辞めてしまっては何も解決しない。もっと頭を使って物事を考え続けたい!そう感じました。

 

手元に置いておいて、読書欲が落ちてきた時にまた読み、モチベーションを上げて行きます!


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この本と出会ったのは、まだ私が書店員の時でした。当時新刊として入荷したこの本を検品していて、その時は「たった10分あるからと書店に行って何が分かるんだろう?」とただただ疑問でした。

 

当時は読むこともせず、この本の存在をすっかり忘れていました。そんな私がなぜこの本を今更思い出したのか。

 

それは、今働いている会社の朝礼でスピーチをすることになったのがきっかけでした。

 

新しい会社に入って2ヶ月。初めてのスピーチ。私らしいスピーチってなんだ?と考えた時、やはり書店の話しかないなと思ったのです。そして、書店の話にどう結びつけていくか?と考えていた時にふとこの本が頭に浮かびました。

 

「そういえば、書店に行けとか言う本があったな…」そう思い検索をかけて思い出したのがこの本でした。

 

スピーチをした時にはまだ読んでなかったのですが、タイトルから感じた自分の考えや書店の在り方を話しました。

 

当時は10分あったって…と思っていたのに、いざ自分が書店から離れてみると確かに10分あれば書店に行くべきだと感じるようになりました。

 

だって、書店の棚って見るだけで今の世の中の流行りが分かるんです。それが政治でも趣味でも料理でも、何だって、世の中で求められているものは必ず目立つ位置に陳列してあります。

 

書店は私たちの周りの流行りや社会で今何が必要とされているかを知る、一番身近なツールであると思います。だからこそ、会社の人たちにもそういうことを知る1つの手段として、書店を活用して欲しい…というような話しをしました。

 

実際、そのスピーチを聞いて書店に足を運んで下さった方もいて嬉しい限りです!

 

でも感想として「流行りの本探してみたけど、よく分からなかった!」という意見もあり、やはり自分が書店員だったからこそ分かるのであって、一般的には分からないものなのかな?と少し疑問でした。

 

でもこの本読んで「書店の見方を知るには訓練が必要」というくだりがあり、なるほど…だからか。と納得しました。

 

みんながもっと書店を活用して楽しめるようになれば良いなと思います。